■3/19 PART-1ブログ記事に続き、2015音楽祭のGS特集はザ・テンプターズの1バンド特集、PART-2ブログ記事です。バンド名「テンプターズ」の意味はジーニアス英和辞書を引きますと→(Tempters)→誘惑者たち=[tempter; (1)(特に悪事へ)誘惑する人[もの]] (2)[the T〜] 悪魔(the Devil) とのことです。これは彼ら初期のテーマ曲にちなむバンド名と記録にあります。では彼らのプロフを兼ねて手元のCD( THE TEMPTERS complete singles )の解説冒頭を抜き書きします。
◆「1965年、空前のエレキ・ブームの中、埼玉県大宮の高校生だった田中俊夫、高久 昇たちが結成したエレキ・バンドに、田中の小学校時代の同級生だった松崎由治が参加。バンドのテーマ曲にしていた「太陽の誘惑」にちなみ"ザ・テンプターズ"というブループ名で学園祭やダンス・パーティーに出演するようになり、66年春は大宮のダンス・ホール「大蔵」の専属バンドとなった。やがて萩原健一がメンバーに加わった後に、東京・恵比寿の「中川三郎ディスコティック」のオーディションに合格。同店の専属バンドとして人気を集めていたが、67年初頭にメンバーが替わり、萩原健一(vo)、松崎由治(g.vo)、田中俊夫(g)、高久 昇(b)、大口広司(ds)という陣容が整うのである。」
■以降は話をはしょりますが、67年春、彼らはスパイダースの田辺昭知にスカウトされて新興タイガースの対抗GSとして10月に「忘れ得ぬ君」で10万枚セールス記録のデビューをして、続く「神様お願い」の大ヒットでオリコン2位、さらに次の「エメラルドの伝説」でついにオリコン1位、68年5月にはブロマイド売り上げでタイガースを抜いて1位を獲得。見事にデビューを駆け上ったのです。皮肉なことにデビューさせた田辺昭知のスパイダースはブルーコメッツとの2大巨頭GS時代を作っていたのですが、このデビューで時代はテンプターズ、タイガースの2大新GSの時代に完全に塗り替えられるのです。
■さて雑談、完全に全曲比べてないですが、歌詞を見るとタイガースは一人称が「僕」が多く、テンプターズは「俺」が多い? みたいですが、例外もあります。ロッカーは俺が似合うのかもしれません。(洋楽のChicagoも初期ROCK時代に訳詩が「僕」だったけど5thアルバムあたりから「俺」に変わった)
■重要な違いはタイガースのプロ作家の詩&曲を打ち出すやり方に対して、テンプターズはメンバーに松崎由治という作詞作曲者が居るので(上記「神様お願い」も彼の作詞作曲ですし)バンドの個性は強く、それはある特徴として狭さもありますが、オリジナリティや演奏力は高いです。私的にはやはり「タイガースのように少女漫画的、でもちょっとクールでカッコいい」が最初の紹介言葉になります。
■テンプターズは森永製菓です(?)→ タイガースは明治製菓のCMに出演、テンプターズは森永製菓CMでした。ファンも自分の好きなGSのお菓子を食べて張り合ったりしたみたい(微笑)。
◆テンプターズ−コマーシャル- YouTube
(テンプターズは森永製菓! /失われた銀座通り森永地球儀ネオン広告も登場)
https://www.youtube.com/watch?v=-1B9b-XVIIA■さてライブなかば過ぎに、当時を再現してテンプターズの映画で主題歌だった「純愛」のB面曲「涙のあとに微笑みを」で一緒に歌うコーナーをやりたい予定です。テンプターズの絶頂期、ライブではこの歌で会場全体の大合唱になったそうです。GSのある面、情緒的なやさしい曲です。↓歌詞サイトURL
http://www.uta-net.com/movie/29993/※(予定どうり進められたらファイナルでもう1曲会場で歌う歌を考えています→ 曲名まだヒミツ。)
★このザ・テンプターズのヒット曲、そして有名あるいは隠れた名B面曲やGSブーム終焉後のシングルGOOD曲を織り交ぜて、トリオンプの空間を飾ってみたいと思います。美しい世界に愛と恋やメルヘン物語を捧げるってなれれば。タイガースに次ぐGSでありながら再結成されることのなかったテンプターズ。では皆様この音楽祭で、ちょっとクールでカッコいい "ザ・テンプターズ復活(トリビュートでの試み)" に参加してくださいませ〜。よろしくお願いします〜。
posted by トリオンプ文化祭 at 01:00|
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2015年春の音楽祭
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